第二章

止まってた時が動き出した10月1日。

 

あまりにも呆気なかったように思う。

正直びっくりする暇もなかった。

あんなに泣いて悲しみにくれた日々を

一瞬にして忘れさせてくれた。

気づいた時には彼はもう先を歩いてて

私はただ彼がつけた足跡を辿っていくだけ。

そんな感じだった。

 

突如現れたその動画に映る彼の姿は

あまりにも私の大好きな彼そのもので。

でも唯一違うのは1人で立ってるってこと。

たった1人で歩く彼の後ろ姿を見て

寂しさよりも孤独さよりも

これから訪れる未来を見た気がした。

 

そんな日からあっという間のツアー。

11月1日。

9月3日に会ってから約2ヶ月。

1人でステージに立つ彼を見て純粋に

"あぁ、これで良かったんだ"

素直にそう思えた。

アルバム発売前で曲はほとんど知らないし

モニターもないから歌詞もわからなかったけど

彼が紡ぐ言葉がやっぱり私は大好きだった。

彼の言葉一つ一つが心に重くのしかかって

と言ったら語弊があるかもしれないけど

今の彼だからこそ表現できるものが、

今の彼だからこそ感じることが沢山あった。

でもね、スケアクロウを歌うあなたの目から

ポロポロと流れた涙の意味を考えながら

私も泣いてしまいました。

 

まるで何事もなかったかのように、

あの大きなステージから去ったあなたも

本当は怖くて寂しくてたまらないんだって。

平気なフリしてるけどやっぱり本音は

7人で居られるならそうしたかったよねって。

 

その後何事もなかったかのように

後ろを向いてタオルでゴシゴシして

次に前を向いた時はニコニコ笑ってて

暗いから見えないと思った??

でもね、たとえ真っ暗闇でもちゃんと見てるよ?

もうそうやって1人で泣くのはやめてよ。

なんてね。

 

私たちを心配させないように

必死で笑う貴方にかける言葉は何が正解ですか?

辞めたくて辞めたわけじゃない。

そんなことは痛いほどわかってるの。

だって、"関ジャニ∞"大好きだったもんね。

当時絶好調だったNEWSを辞めてまで

そっちを選ぶぐらいただただた6人が大好きで

帰る場所はいつだってそこだったよね。

 

グループは1人抜けたらバランスが崩れる。

まさにそれをひしひしと感じさせられてる。

 

1人でステージに立つ貴方を見て

私はこれからも応援しようと

ただそれだけを心に決めました。

彼の涙を見て守りたいと思いました。

何があっても私は彼の味方でいたい。

たとえ何を言われようと

私は、彼の言葉を行動を信じてるから。

 

今までだって彼の言葉に何度も助けられて

彼の行動に何度も救われたから

彼のすることに無意味なことなんて

たったひとつもないから。

 

だからこれからも笑っていてください。

何もいらないからただ笑っててほしい。

彼の生きる毎日が幸せであって欲しい。

そう願ってます。

 

2019.11.1

 

 

 

 

3年経った今下書きに眠ってた文章を読み返して

この3年で色んなことがあったなあなんて。

 

3年前爆速で始まった彼1人の物語に

私も必死で食らいつく3年間だった。

 

でも思い返せば "楽しい" と "辛い"が

入混ざったような日々だったよね。

 

ある日のLIVEで亮くんが言った言葉

今でもずっと忘れられない。

 

Twitter開くのが怖い」

「ここにもアンチがいるかもしれへん」

 

あの時初めて亮くんの本音を聞いた気がします。

ごめんね、守りきれなくてごめん。

亮くんは私たちが寂しくないように

1度も立ち止まることなく

必死に走り続けてくれたのに

私は間違いなくそれに救われたのに

守ってあげられなくてごめん。

 

心無い言葉を浴びせられる度に

どれだけの苦痛を味わったんだろう。

どれだけの涙を流したんだろう。

SNSなんてやらない方が良かったなんて

少しでも思わせてしまったことが

申し訳なくて悲しくて辛くてたまらなかった。

 

楽しいはずのLIVE会場にだって

アンチがいるってビクビクしながら

音を奏でることも

言葉を選んで話をするのだって

本当は辛くてたまらなかったと思う。

 

それでも亮くんは立ち止まらなかった。

ここで止まったら負けだって分かってたから。

 

亮くんに苦しい思いばっかりさせてごめんね。

何も出来なくてごめんね。

 

すばるくんは良くて

亮くんがダメな理由ってなに?

酷い言葉を投げかけ続けてる人に

ただただ教えて欲しかったよ。

 

"何も言わずに居なくなった"

"初めから1人でやりたかった"

"安くんを無理やりステージに立たせた"

 

そんなわけある?今まで何を見てきた?

何も知らないくせに彼を傷つけるのはやめて。

なんて本当は大声で言いたかったし

一人一人に抗議のDMでも送ってやろうかと

本気で思ったこともあったっけ。

 

でも、多分彼はそんなこと求めてないから。

 

分かってる、何かをいえばもっと酷くなるって。

だから我慢するしかないんだよね。

ただひたすらサンドバッグになるしかないの。

 

亮くんが1人で殴られるぐらいなら

私も一緒に殴られたかった。

一緒にボロボロになりたかった。

なのにさ、傷つくのはいつも亮くんだけ。

なんでよ。私にも分けてよ。

亮くんのサンドバッグにならいつでもなるのに。

 

亮くんは私のことサンドバッグにするどころか

独立してからいつもいつも甘い蜜しかくれない。

私はどこも怪我してないのに

いつもいつも優しく手当されてる。

 

なんで。おかしいじゃん。

傷ついてるのは亮くんのはずなのに。

私にだって絆創膏の1枚ぐらい貼らせてよ。

 

そんなのいらないって強がらないでよ。

泣くなら私の前で泣いてよ。

 

そんな風に今でも毎日思ってます。

重いのはわかってる。

でも許して?

もう18年も貴方のことが大好きだから。

18年前からずーっと変わらずに好きなの。

恐らくこれからも変わらずにずっと。

 

亮くんがこの3年間で教えてくれた

強さも優しさも苦しみも悲しみも

全部ひっくるめてやっぱり愛してるよ。

 

今は亮くん以外にも私を救ってくれる人がいて

それは、そうだな、、、多分私にとっては

すごくすごく大事な存在なんだと思う。

 

亮くん以外を好きになるって考えられなくて

本当は今でも不思議でたまらないんだけど

亮くんと同じぐらい大切な人。

 

私がどん底にいた時に

亮くんと一緒に私を救ってくれた人。

 

一途な私じゃなくてごめんなさい。

 

でも亮くんを思う気持ちに嘘偽りはないし

今までと何一つ変わりないです。

 

私を見つける度にニコッて笑ってくれる貴方が

これから一点の曇りもなく幸せでありますよう

ただそれだけをずっとずっと願ってます。

 

いつもありがとう。

これからもよろしくお願いします。

だいすき。

 

2022.10.3